Renaud Capuçon(violon)

  2020年3月、ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)がパリのロックダウン中に、毎日56日間ヴァイオリンの名小品を自宅で演奏し、SNSを通じ世界中に配信されました。もともとルノーの息子であるエリオットへの音楽を通じての共有のための演奏でしたが、あらたに22曲を選曲スタジオ録音し、エリオットへの感謝を伝えたアルバムです。

(アルバム解説より抜粋)



 先日、音楽の泉のドビュッシーの特集の時に最後にこのアルバムから3曲紹介されました。


ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(A.ハルトマン編)

ドビュッシー:月の光(A.レーレン編)

グラッペリ:ロール(映画「バルスーズ」より)


とても美しいバイオリンです。ご存じの曲も多いかと思います。是非ご視聴ください。


aochan


 : Un violon à Paris

℗ 2021 Renaud Capuçon on exclusive licence to Parlophone Records Limited

Piano: Guillaume Bellom

Violin: Renaud Capuçon


アルバムの視聴は下記より・・・・


2020年3月、ルノー・カピュソンがパリのロックダウン中に、毎日56日間ヴァイオリンの名小品を自宅で演奏し、SNSを通じ世界中に配信されました。その中から厳選した22曲を、あらたにスタジオ録音。

【収録予定曲】

ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV.371 ~ 第3楽章:ラルゲット

J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調BWV.1068

    ~ 第2楽章:アリア(R.カピュソン&G.ベロン編)

クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ

シューマン:3つのロマンス Op.94 ~ 第2曲:Einfach, innig

シューベルト:セレナード D.957/4

ショパン:夜想曲第20番 嬰ハ短調(ミルシテイン編)

ワーグナー:アルバムの綴り(ヴィルヘルミ編)

コルンゴルト:マリエッタの唄(歌劇「死の都」より)

プッチーニ:私のお父さん(歌劇「ジャンニ・スキッキ」より)

ラフマニノフ:ここはすばらしい場所 Op.21/7

チャイコフスキー:悲しい涙など知らずに過ごした日々(歌劇「イオランタ」より)

ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34/14(M.プレス編)

ドヴォルザーク:我が母の教え給いし歌(M.パウエル編)

マスネ:タイスの瞑想曲(M-P.マルシック編)

ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(A.ハルトマン編)

ドビュッシー:月の光(A.レーレン編)

イザイ::子供の夢 Op.14

ブラームス:ハンガリー舞曲第5番(ヨアヒム編)

エルガー:朝の歌

チャップリン:スマイル(P.クイント編)

モリコーネ:チャイルドフッド・アンド・マンフッド(G.ベロン編)

グラッペリ:ロール(映画「バルスーズ」より)

【演奏】

ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)

ギヨーム・ベロン(ピアノ)

【録音】

2021年5月16-18日、スイス、ヴォー州ロール、ロゼ・コンサートホール

2020年3月、ルノー・カピュソンがパリのロックダウン中に、毎日56日間ヴァイオリンの名小品を自宅で演奏し、SNSを通じ世界中に配信されました。もともとルノーの息子であるエリオットへの音楽を通じての共有のための演奏でしたが、あらたに22曲を選曲スタジオ録音し、エリオットへの感謝を伝えたアルバムです。絶妙な抒情的でしなやかな強弱をあやつりことによって、デュナーミクの妙と、そこから生まれる色彩感の豊かさが、短い小品の中に詰め込まれた音楽の美しさを際立たせています。『美しさの極み』ともいえるルノーの表情、豊かな歌と表現が込められています。

 2020年3月中旬、フランス、パリは新型コロナ・ウイルスのためにロックダウンに入りました。それは多くの人々へ不安と恐怖を与えました。私の息子エリオットも同様でしたが、その不安を少しでも解消させるために、タブレットを使ってドヴォルザークの短編劇を書いてもらうように頼んだのです。そして私は毎日エリオットのために音楽で共有を深めることに決めたのです。そして終わりのないクライマックスが続く限り、自分の方向性を失いがちなこの大切な時期に目標を立てたのです。友人のピアニストのギヨーム・ベロームと一緒に、常にそして決まった時間に、私たちは毎日1曲56日間演奏し続けました。それは儀式のように映ったかもしれません。音楽を共有し続けることで、同じ音楽への愛情、そして正しい方向へ導きたいという願望がありました。その演奏は、毎日SNSを通じて世界中に配信され、毎日、多くの方が私たちの演奏を聴いたり、手紙を書いたり、感謝の気持ちを表したりしてくれました。このアルバム「パリのヴァイオリン」は、息子のエリオットのためにあり、エリオットいたからこそできたのです。これは、最もシュールな時期に演奏された22曲をセレクションしています。このアルバムは、「ありがとう」のひとつの言い方であり、苦しみや悲しみにもかかわらず、恐れ、期待、不安など、その瞬間を一緒に追体験する方法でした。幸福の小さなオアシスでした。これらの約80分の音楽があなたに静けさと心地よさをもたらしますように。ギヨームと一緒に、私たちはそれぞれのメモを贈り物として体験しました

                     2021年7月、ルノー・カピュソン

ギヨーム・ベロン(ピアノ)

フランス、ブザンソンの地方音楽院およびパリ国立音楽院でヴァイオリンとピアノの両方を学ぶ。パリ国立音楽院ではニコラ・アンゲリッシュやオルテンス・カルティエ=ブレッソンらの影響を受け、ピアノの道に進む決心をする。2015年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールにて、現代曲の演奏が特に評価されてファイナリストとなり、モダン・タイムズ賞を受賞。また、同年のエピナル国際ピアノ・コンクールで優勝し、『ラインの黄金』財団の奨学金を獲得。翌年には、グシュタード・メニューイン音楽祭のティエリー・シェルツ賞を受賞した。17年ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジークの器楽ソリスト部門にノミネート。18年よりパリのシンガー・ポリニャック財団のアソシエイト・アーティスト。ソリストとして数多くのオーケストラに客演しており、これまでにイル・ド・フランス国立管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団、モンペリエ国立管弦楽団、ロレーヌ国立管弦楽団などと、著名な指揮者のもと共演。室内楽にも熱心に取り組み、ルノー・カプソンをはじめ、アモリ・コエイトー、ニコラ・ドートリクール、ポール・メイエ、ヤン・ルヴィオノワ、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエールらとたびたび共演している。また、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、エクサン・プロヴァンス音楽祭など、多くの音楽祭からも定期的に招かれている。録音では、イスマエル・マルゲンと共演した《シューベルト:ピアノ連弾(1台4手のための)作品集》(フランスのテレラマ誌で最高評価を獲得)や、2017年にクラーヴェス・レコードより発表したソロアルバム《シューベルト、ハイドン、ドビュッシー作品集》などがある。


下記サイトより転載

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